3月13日シゼル・ストームFAROUT公演です。

シゼル・ストーム春よ来いファーラウト公演

お待たせしました。3月13日/シゼル・ストームFAROUT公演です。現在予約10名です。

3/13 at FAROUT tel/045-261-5635

1st/7-8pm 2nd/9-10pm

前売り(または振込)5000円 (当日6000円)。パンフ等には前売り(または振込)5500円と書いてありますが間違いで5000円です。

予約は電話またはHP予約欄から http://www.jazz-farout.jp  

ラセ・モールク(b)

スノーレ・キルク (dr)

ヘンリク・グンデ(p)

シゼル・ストーム (vo)

シゼル・ストームSidsel Storm (vocal) デビュー・アルバム[Sidsel Storm]が2009年度《デンマーク音楽賞》で最優秀国内ジャズ・ヴォーカル作品を受賞した。そのジャケットは2010年に発売開始となったジャズ雑誌[Jazz Perspective Vol.1]の表紙にも採用された(因みにシゼルは2度表紙を飾っている)。ついで2010年に発売となった[スウェディッシュ・ララバイ](Calibrated)は、日本で人気のラーシュ・ヤンソンの参加もあり大ヒットとなったもので、累計6,500枚以上の販売実績があり輸入盤としては記録的な数字である。2013年、初のベスト・アルバム[スカンジナビアン・ロマンス]は、リリカルなピアノ伴奏がシゼルの甘く繊細で透きとおるような優しい歌声によりそい、北欧ジャズの魅力に溢れる選曲で話題となっている。今回の来日は、2014年のコットンクラブ公演以来のもので、また彼女のライブを待ち焦がれたファンには朗報だろう。

ラセ・モールクLasse Mørck (bass) デンマークのベース奏者。1989年ヒュン島南部の都市スベンボーで音楽一家に生まれた。2014年シゼル・ストームの初来日公演でもベース奏者として来日している。ヤスパー・シロ、マッズ・マチアス、セシリー・ノービー、マグナス・ヨルトなどと共演。2017年に発売となったLP作品『Imagining Places I’ve Never Been』は評論家からも高く評価され、<Danish Jazz Composer Competition 2017>を受賞した。チャーリー・ミンガス、ニールス=ヘニング・エルステッド・ペデルセンの影響が感じられるベース。

スノーレ・キルクSnorre Kirk (drums) スカンディナヴィアン・ジャズ・シーンにおける大御所たちとの共演で人気急上昇中のデンマークのドラム奏者。ワールドワイドに活躍するダイアン・シューア、エリック・リード、ステファン・ライリーらともサイドマンとして参加する。2012年の『Blues Modernism』(Calibrated)は日本でも輸入盤ウォッチャーを中心に注目を集めた作品で、デンマークのジャズ雑誌Jazz Specialではアルバム・オブ・ザイヤーを獲得している。

ヘンリク・グンデHenrik Gunde (piano) デンマークの人気ピアニストで2008年には来日もしている。場所は杉田劇場でゴキゲンなスイングピアノを披露、超満員の聴衆も大満足であった。デンマークで5番目の都市エスビャウ(ユトランド半島の西岸)の生まれ。ダニッシュ・ラジオ・ビッグ・バンドのメンバー。トム・ハレル、ジョン・スコフィールド、ジョー・ロヴァーノ、ウルフ・ワケニウス、リー・コニッツなどと共演。影響を受けたピアノニストは、キース・ジャレット、ヤン・ヨハンソン、ジョー・ザビヌル、エロール・ガーナーなど。4枚のCDを発売している。うち2作品は、横浜のマシュマロエクスポートからのものだ。デンマークに精通しているマシュマロの上不氏の美意識に触れたのだろう。

ジャズ詩大全電子版に新原稿と改訂新版

新原稿と改訂新版

Jazz-Lyrics.comのジャズ詩大全電子版には、順次新しい項目が追加されていますし、新原稿や改訂原稿がアップされています、どうぞ覗いてみてください。研究–バート・バカラック、ハロルド・アーレン、ジョニー・マーサー、ジュール・スタインなど新しい原稿がアップされています。日本ではほかにないほど、内容が重厚で正確ですから、参考にされる方には、代えがたいほどのものです。

ジャズ詩大全電子版に寄せて

《ジャズ詩大全》シリーズは1990年から出し始め、本巻20、別巻2、計22巻となり、ほぼ完結しました。索引集をあと一冊出す予定ですが、出版の困難な状況もあり、それで終わりとなりそうです。そこで2012年6月に横浜・関内のジャズクラブ・ファーラウトの下にジャズ・スクール「教室ファーラウト」が開校したのを機に、スクールの活動の一環として《ジャズ詩大全電子版》の販売を開始することにしました。あの大英百科事典Encyclopaedia Britanica が印刷版を廃止しCD版に切り替えたのはたしか2000年ごろでしたか、世は重くて分厚くて手間とお金のかかる出版物をなくして、CD版に切り替えるべく動いてきました。そしてさらに最近ではそのCD版もなくしてダウンロード販売に切り替えるところも増えてきています。朝日新聞、Wall Street Journal、科学雑誌Newtonなど、こぞってそういう方向に変化してきています。この《ジャズ詩大全電子版》は、利用者が自分の好みの曲の楽譜だけ選んで買うことができるだけでなく、本を買いに行く手間とお金はおろか、図書館に行ってコピーする交通費、コピー代、時間を考えたら、おそらくそれよりも安くつくほど、読者、愛好家にとって手軽で便利なサイトになるでしょう。
もちろんそれだけでなく電子版では、出版物と違って新しい内容のものの販売も簡単なら、掲載済みのものの更新も容易で、そういう良さを存分にいかさなければなりません。つまり出版物の《ジャズ詩大全》は終了しても、電子版はある意味でそれを存続発展させていくことができる特質をもっていると思います。そしてそれ以外にもまだ多くの可能性が残されていそうです。その可能性を模索し考え組み立てるのは大きな仕事ですが、それをやらなければこれを立ち上げる意味も半減してしまいます。インターネットのサイトがいい加減なジャズ・スタンダード曲の訳を載せている例は、枚挙にいとまがありません。最近では減るどころか増えてきているようにも思えます。《ジャズ詩大全電子版》は可能性の輪を拡げていくだけでなく、こういう迷妄に陥ることなく、心して全体を組み立てていこうと考えています。皆さんの積極的なご利用を願うとともに、ご意見、感想なども反映させながら、さらに充実したものに作っていきたいと私は考えています。どうぞ《ジャズ詩大全電子版》をよろしくお願いします。
ジャズ詩大全著者
ジャズクラブ・ファーラウト
並びに教室ファーラウト代表
村尾陸男