4/26ケイ・リラとマウリツィオ・マエストロがブラズィルから出演

皆さんへ

ファーラウトではブラズィル音楽祭Ⅰ-Ⅳを2014年から4年間17年まで毎年続けてやりました。昨年18年は諸事情でお休みしましたが、今年4月にブラズィル音楽祭Ⅴを計画していました。それがいよいよ本決まりになりましたのでお知らせします。

ブラズィル音楽祭Ⅰはフィロとフィリーピ・マシャードの爺さんと孫で、親子というのはよくありますが、孫と一緒にというのはすごいですね。それがブラズィル・ギターの層の厚さでしょうか。11歳のフィリーピはポカンとよそ見しながらギターを弾いてました。とにかくすごいです。それと必ず弾き語りで、彼らは歌いますね。それが彼らの音楽性の厚さ、広さ、深さの元かもしれません。
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ブラズィル音楽祭Ⅰ—フィロ・マシャード(gt,vo)と11歳のフィリーピ・マシャード(gt,vo)
ブラズィル音楽祭Ⅱ—ケイ・リラ Kay Lyra(vo,gt)とマウリスィオ・マエストロ Mauricio Maestro(vo,gt)
ブラズィル音楽祭Ⅲ—セルジオ・アウグストSergio August(gt,vo)
ブラズィル音楽祭Ⅳ—セルソ・マシャードCelso Mashado(gt,vo)

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(7/13/2015にファーラウトで演奏したときの写真)

さて今年2019年の4月26日にブラズィル音楽祭Ⅴの開催が実現し、同音楽祭Ⅱで来てくれたカルロス・リラの娘ケイ・リラKay Lyra(vo,gt)が、前回と同じくマウリスィオ・マエストロ Mauricio Maestro (vo,gt)とデュオでやってくれます。マエストロは”巨匠”という意味ですが、前回まさにその名に恥じぬ演奏を聴かせてくれ、聴くものの度肝を抜いてくれました。ブラズィルのギター奏者の水準は非常に高いですね。下の写真は彼女が1998年に出したCDで、なんと〈神田川〉なんて曲が入ってて日本語で歌っています。その日本語が案外うまく日本人の歌手が歌ってるのかと勘違いしそうな、不思議な盤です。これは2016年にアメリカで再発売された盤です。

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話しがそれますけど、Ⅳで来たセルソ・マシャドはアンコールでギターを弾かず、ギターをひっくり返して打楽器としてポンポコ敲いて、それを伴奏にして歌いましたが、それが意外にもすごくよくて、僕はギターを弾かないので不満に思ったんですが、そんな不満をどこかへうっちゃってしまうほど見事な歌とリズムでした。セルソ・マシャド(フィロの弟です)もそれほど知られてませんが、スゴイ力量の人でしたね。いやはや、ブラズィル・ギターの水準は高いです。それも恐ろしいほどです。六本木でコロンビアから来ていてホストをやっていたハンサムな中年男性と話していたら、彼が「南米に行ったら音楽をやっちゃダメだ、国民みんなが音楽やってるから食えないよ」と言って笑ってました。でも僕も、南米から来ている音楽家を何人か知ってましたが、本当にそう思いました。
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ギターを弾く人、ボサノヴァやサンバをやる人、本物の南米のリズムを味わいたい人には、彼らをそばで見て聴くのは必須です。ジャズでも中米のルンバ系リズム、南米のサンバ系リズムでも、もうどんどん世代交代が進み、本物の音楽、リズムは聴くのが難しくなってきています。こういう機会を逃しては、はっきり言って大損です。通しで5500円は(正直に言いますと前回彼らが来たとき6000円よりも500円下げています)、実を言えば考えられないくらい安い設定です。皆さんどうぞこのブラズィル音楽祭Ⅴをお見逃しなく、万障お繰り合わせの上いらしてください。お待ちしています。

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ケイ・リラKay Lyra(vo,gt)
マウリスィオ・マエストロ Mauricio Maestro(vo,gt)

さあ、いよいよ予約受付開始です。
4/26(Fri)/2019         Farout
1st/7-8pm  2nd/9-10pm
当日5500円  
前売り券購入または振り込み(4月12日まで)にて
1000円引きの4500円
予約はinfo@jazz-farout.jpへのメイルでも来ますが、届かないメイルが多くなっているので、HP予約欄からのメイル(確実に来ます)をご利用ください。または電話 045-261-5635 にて。
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クラブ&教室ファーラウト  電話045-261-5635
〒231-0042 横浜市中区福富町西通51-2 TSビル-2C
info@jazz-farout.jp   http://www.jazz-farout.jp/
よろしくお願いします。代表-村尾陸男

ジャズ詩大全電子版に新原稿と改訂新版

新原稿と改訂新版

Jazz-Lyrics.comのジャズ詩大全電子版には、順次新しい項目が追加されていますし、新原稿や改訂原稿がアップされています、どうぞ覗いてみてください。研究–バート・バカラック、ハロルド・アーレン、ジョニー・マーサー、ジュール・スタインなど新しい原稿がアップされています。日本ではほかにないほど、内容が重厚で正確ですから、参考にされる方には、代えがたいほどのものです。

ジャズ詩大全電子版に寄せて

《ジャズ詩大全》シリーズは1990年から出し始め、本巻20、別巻2、計22巻となり、ほぼ完結しました。索引集をあと一冊出す予定ですが、出版の困難な状況もあり、それで終わりとなりそうです。そこで2012年6月に横浜・関内のジャズクラブ・ファーラウトの下にジャズ・スクール「教室ファーラウト」が開校したのを機に、スクールの活動の一環として《ジャズ詩大全電子版》の販売を開始することにしました。あの大英百科事典Encyclopaedia Britanica が印刷版を廃止しCD版に切り替えたのはたしか2000年ごろでしたか、世は重くて分厚くて手間とお金のかかる出版物をなくして、CD版に切り替えるべく動いてきました。そしてさらに最近ではそのCD版もなくしてダウンロード販売に切り替えるところも増えてきています。朝日新聞、Wall Street Journal、科学雑誌Newtonなど、こぞってそういう方向に変化してきています。この《ジャズ詩大全電子版》は、利用者が自分の好みの曲の楽譜だけ選んで買うことができるだけでなく、本を買いに行く手間とお金はおろか、図書館に行ってコピーする交通費、コピー代、時間を考えたら、おそらくそれよりも安くつくほど、読者、愛好家にとって手軽で便利なサイトになるでしょう。
もちろんそれだけでなく電子版では、出版物と違って新しい内容のものの販売も簡単なら、掲載済みのものの更新も容易で、そういう良さを存分にいかさなければなりません。つまり出版物の《ジャズ詩大全》は終了しても、電子版はある意味でそれを存続発展させていくことができる特質をもっていると思います。そしてそれ以外にもまだ多くの可能性が残されていそうです。その可能性を模索し考え組み立てるのは大きな仕事ですが、それをやらなければこれを立ち上げる意味も半減してしまいます。インターネットのサイトがいい加減なジャズ・スタンダード曲の訳を載せている例は、枚挙にいとまがありません。最近では減るどころか増えてきているようにも思えます。《ジャズ詩大全電子版》は可能性の輪を拡げていくだけでなく、こういう迷妄に陥ることなく、心して全体を組み立てていこうと考えています。皆さんの積極的なご利用を願うとともに、ご意見、感想なども反映させながら、さらに充実したものに作っていきたいと私は考えています。どうぞ《ジャズ詩大全電子版》をよろしくお願いします。
ジャズ詩大全著者
ジャズクラブ・ファーラウト
並びに教室ファーラウト代表
村尾陸男